大会レポート

2021.03.17

GGGP2021「機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON」本戦の様子をレポート。優勝のカギは“大会のための戦略”と“2人での練習”!

『ガンダムゲーム』を扱う賞金制大会“ガンダムゲームグランプリ(GGGP)”。今年は「機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON」を種目に、予選を勝ち抜いた8チームがぶつかり合いました。

主催:(株)創通、特別協賛:SANKYOにて開催された、ガンダムゲームの賞金付きイベント“ガンダムゲームグランプリ2021”。2月27日に行われた、本戦の様子を電撃のライター・あんまさがレポートします。

“ガンダムゲームグランプリ(GGGP)”は、数多のガンダムゲームの中から競技タイトルを選出し、そのゲームのナンバーワンを決める賞金制の大会。2021年の大会には、PlayStation(R)4用アクションゲーム『機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON』がピックアップされました。

賞金総額300万をかけて、1024名(512チーム)のプレイヤーが2人1組でペアを組み、予選に参加。今回は応募者多数のため出場チームは抽選となり、予選は2021年1月の毎週末にはオンライン上で行われ、8チームを選出。約1カ月の期間を経て、2月27日にオンライン上で本戦が行われました。

果たして、激戦のトーナメントを勝ち抜いたのは、どのチームなのか? 本大会をレポートしていきます。

出演者(敬称略)

MC:郡正夫(コーリー)、植田佳奈
実況・解説:なかお、みやぎ
ゲスト:マゴ(プロゲーマー)、かずのこ(プロゲーマー)

YouTube LiveとDiscordを活用した新たな大会のスタイルを追求

開会式はMCの郡正夫(コーリー)さん、声優の植田佳奈さんのオープニングからスタート。続いて、GGGP2021のオンライン予選に招待チームとして参加した、プロゲーマーのマゴさんとかずのこさん、実況と解説のなかおさんとみやぎさんが登壇しました。

▲コーリーさん(写真左)や植田佳奈さん(写真右)。

▲実況のなかおさん(写真左)、解説のみやぎさん(写真右)。

▲プロゲーマーのマゴさん(左)と、かずのこさん(右)。本大会では、プロゲーマー目線での解説をされていた点にも注目が集まりました。

▲トーナメントの結果はこちら。

本戦ではダブルエリミネーション方式がルールに採用されています。敗北したチームはルーザーズトーナメントへ移行。また、ウィナーズファイナルとルーザーズファイナルは2試合先取で、それぞれ勝ったチームがグランドファイナルへと進出します。

各選手と使用する機体は以下の通りです。

【ユウペンファンクラブ】ユウペン:リボーンズガンダム / のりのり:ガンダムAGE-2 ダークハウンド
【年一練習】みねね:リボーンズガンダム / GBH:ガンダムAGE-2 ダークハウンド

【浦ベネ@配信中】あくせるさん:リボーンズガンダム / くぅ:キュベレイ
【サファリの妖精】ラタヲ:リボーンズガンダム / ゴン:ガンダムAGE-2 ダークハウンド

【ジャスティス兄弟】スロパチよしき:デスティニーガンダム / くろひな:モンテーロ
【GGGGガンダム】あれるや:V2ガンダム / ロマ店:ノーベルガンダム

【よしき復帰はよ】ワトソン:ガンダム・バルバトスルプスレクス / しろあか:モンテーロ
【GGGPでもリタマ】SHO∞:リボーンズガンダム / れい:ガンダム試作3号機

短いようで長い240カウントの戦いに視聴者も釘付け!

大会は試合の制限時間が240カウントでステージはランダム、ドローもしくはタイムアップの場合はリザルト4位プレイヤーのいるチームが負けというルール。240カウントというタイムは長いように思われますが、上級者同士の戦いの被弾を少なくする立ち回りを徹底しているため、引き分けになることは珍しくありません。

特に大会においてはそれが顕著に発生し、引き分けになりそうな段階で「撃破数やダメージを稼げていなかったら攻める」や「無理に攻めなくても判定で勝てそうなら引く」といった判断も重要になってきます。

多くの試合で制限時間ギリギリまで使う様子を見てとれました。ウィナーズトーナメントROUND1、第1試合の“ユウペンファンクラブ”対“年一練習”は、リボーンズガンダムとダークハウンドを両チームが使う“ミラー対決”。時間を使った中距離戦が展開され、タイムアップ時点では“年一練習”側がリボーンズガンダムを1回撃墜、“ユウペンファンクラブ”側は各機1回ずつ撃墜という状況でした。

“年一練習”側はタイムアップとなる行動を選択するのですが、リザルト4位プレイヤーが“年一練習”側のダークハウンドだったため、“ユウペンファンクラブ”が勝利。このように、撃破したプレイヤーや与えたダメージを考えたうえで、攻めるのか、それともタイムアップまで持ち越すかを判断するのは、非常に難しいところです。

▲以降の試合でも、時間いっぱいまで戦う展開は多く見られました。アーカイブを視聴される際には、引き分けになりそうな場合に、どう立ち回っているのを見てみるのも面白いかもしれません。

緊張感のある試合が続くなか、ひと際目立っていたのが“GGGGガンダム”。他のチームが中距離戦を展開しながらジリジリと進めていくのに対し、こちらのチームはノーベルガンダムが前に出て場を荒らし、後ろからV2ガンダムが支えるというスタイルで、試合を構築していきます。

ウィナーズトーナメントROUND1では“ジャスティス兄弟”に勝利したものの、ROUND2では“GGGPでもリタマ”相手にギリギリの戦いで敗北。ルーザーズトーナメントに移行し、ルーザーズトーナメントROUND2で“年一練習”を、ルーザーズセミファイナルで“浦ベネ@配信中”を下して、ルーザーズファイナル進出を決めました。

▲ルーザーズセミファイナルの終盤、お互いに被弾したら負けが決まる展開でも、ノーベルガンダムが臆せずに攻めるといった大胆な行動を選択。予想外の動きで勝利をもぎ取り、会場のゲストや観戦していた視聴者も驚きの声をあげていました。

ウィナーズファイナル:【ユウペンファンクラブ】リボーンズガンダム / ダークハウンド vs 【GGGPでもリタマ】リボーンズガンダム / 試作3号機

1試合目、どちらのチームも中盤近くまでほぼ被弾せず、ジリジリとした撃ち合いが長く続いていました。試合が動いたのは残り60カウント。“GGGPでもリタマ”の試作3号機が、“ユウペンファンクラブ”のリボーンズガンダムの撃破に成功します。

タイムアップの場合、リザルトで負けると判断した“ユウペンファンクラブ”のダークハウンドは、ここから果敢に攻めていきます。残り10カウントで“GGGPでもリタマ”の試作3号機を撃破し、さらに残り3カウントで“GGGPでもリタマ”のリボーンズガンダムを撃破できそうだったのですが、削り切れずにタイムアップに。

リザルトで4位プレイヤーが“ユウペンファンクラブ”ユウペン選手のリボーンズガンダムだったため、1戦目は“GGGPでもリタマ”が勝利!

2試合目でも、先ほど同様に時間をかけた中距離戦が展開されました。この試合では1対1といった状況を作らないよう、壁際まで追い詰められた味方を素早くフォローする立ち回りを徹底していたのが印象的です。

この試合でいい流れを掴んだのは“GGGPでもリタマ”。残り80カウントで“ユウペンファンクラブ”ユウペン選手のリボーンズガンダムを撃破し、自チームはあまり被弾していないという状況を作りました。

“ユウペンファンクラブ”は、ここから攻めにシフトしていくのですが、試合終了残り1カウントというところで“GGGPでもリタマ”SHO∞選手のリボーンズガンダムが“ユウペンファンクラブ”ユウペン選手のリボーンズガンダムを撃破。“GGGPでもリタマ”が2勝し、グランドファイナルへの進出が決定いたしました。

チャンスを引き寄せたかった“ユウペンファンクラブ”でしたが、一歩届かず。ルーザーズトーナメントで最後の望みにかけます。

驚いたのは2試合目の攻防。残り60カウント、“ユウペンファンクラブ”ユウペン選手のリボーンズガンダムが撃破された時点で、引き分けでも“GGGPでもリタマ”が勝利しそうな流れでした。

しかし、“ユウペンファンクラブ”ダークハウンドによる残り10カウントから“GGGPでもリタマ”試作3号機の撃破、そしてリボーンズガンダムへのアプローチはお見事でした。ただ、そのまま“ユウペンファンクラブ”ダークハウンドが“GGGPでもリタマ”リボーンズガンダムを撃破してしまうと、スコア的に勝利はない状況でした。

そこで垣間見たのは、ダークハウンドのコンボの途中に、ユウペン選手が放ったリボーンズガンダムのチャージショット。

この1発で撃破できれば……という場面ではありましたが、ギリギリ撃破できず。とはいえ、チャンスをものにする1番の行動を瞬時に判断したポイントは、勝利への執念を感じました。

ルーザーズファイナル:【GGGGガンダム】V2ガンダム / ノーベルガンダム vs 【ユウペンファンクラブ】リボーンズガンダム / ダークハウンド

ルーザーズトーナメントを勝ち上がった“GGGGガンダム”と、ウィナーズファイナルで敗れた“ユウペンファンクラブ”の対決。グランドファイナル進出という、最後の枠をかけて戦うことになります。

1試合目、V2ガンダムを自由にさせたくない“ユウペンファンクラブ”は、序盤からリボーンズガンダムがV2ガンダムに詰めようとします。しかし、“GGGGガンダム”ノーベルガンダムがリボーンズガンダムを徹底的にマークしてそれを阻止。それどころか、相手がV2ガンダムを見た一瞬のスキを逃さずにダメージを与えていきます。

“ユウペンファンクラブ”ダークハウンドがV2ガンダムを追うのですが、守りが堅く決定的なダメージを与えられない展開に。最後は耐久値に余裕を持ったノーベルガンダムとV2ガンダムが、瀕死のリボーンズガンダムを攻め切って撃破。“GGGGガンダム”が1試合目を制しました。

ノーベルガンダムが前線で相手に圧をかけて、味方のV2ガンダムに近づかせないように、お互いがお互いをフォローできる立ち回りを形成できていました。

相手のリボーンズガンダムが味方のV2ガンダムを狙っている場面では、ノーベルガンダムによるカバーを素早く行えます。リボーンズガンダムが少しでもよそ見をした際には、ノーベルガンダムが確実に攻撃を命中させていたのも、印象的です。

V2ガンダムの自衛力が高かったところもポイント。耐久値を残して撃破されることもなく、試合後半まで余裕をもって動けていたところが、勝因ではないでしょうか。

1試合目と同様に、“GGGGガンダム”ノーベルガンダムは、“ユウペンファンクラブ”リボーンズガンダムに猛攻を仕掛けます。

ただ、展開としては先ほどとは異なり、攻めてくるノーベルガンダムに“ユウペンファンクラブ”が2機で対応し、少ない被弾で1機目の撃墜に成功。しかし、その後もノーベルガンダムは執拗にリボーンズガンダムを狙い、お互いの高コストと低コストが1対1を行う展開になります。

残り時間105カウントで“ユウペンファンクラブ”ダークハウンドが“GGGGガンダム”V2ガンダムを撃破。“GGGGガンダム”のどちらかの機体を撃破できれば勝利できるという状況だったのですが、“ユウペンファンクラブ”も残り耐久値の少ないリボーンズガンダムが被弾すれば負けるという、際どい状況でした。

試合が決着したのはその直後。フィールドに復帰したばかりのV2ガンダムがアサルトバスターに換装し、リボーンズガンダムが着地した一瞬のスキを照射ビームで撃ち抜き、“GGGGガンダム”が2連勝。“グランドファイナル”への切符を獲得しました。

怒涛の攻めと堅固な守りが激突した“グランドファイナル”!

グランドファイナル:【GGGPでもリタマ】リボーンズガンダム / 試作3号機 vs 【GGGGガンダム】V2ガンダム / ノーベルガンダム

“GGGP2021”グランドファイナルで戦うのは、“GGGPでもリタマ”と“GGGGガンダム”。戦い方が対極的な2チームによる、頂点を決める戦いとなりました。

グランドファイナルでは1セット3本先取ルールとなるのですが、ウィナーズトーナメントを勝ち抜いた“GGGPでもリタマ”は、1セットを獲得した時点で優勝が決定。ルーザーズトーナメントを勝ち抜いた“GGGPガンダム”は、1セット獲得で“GGGPでもリタマ”が1敗して、リセットとなるため、連続で2セット獲得することが優勝の条件となります。

1試合目

“GGGGガンダム”は、ルーザーズファイナルと同様に、ノーベルガンダムがリボーンズガンダムを抑える作戦をとります。

注目ポイントは、リボーンズガンダムによる2度のEXバーストに対して、V2ガンダムの自衛。V2バスターガンダムに換装後、マイクロ・ミサイル・ポッド【分離】の爆風を利用して、自ら巻き込まれる形で強制ダウン状態をとり、しのいでいきます。あれるや選手は、この自爆による強制ダウンの使い方を熟知しており、自爆による小ダメージでやり過ごすテクニックを使いこなしていました。

終盤で、両チームとも撃墜されたら負けとなるうえに、耐久値がほとんどない状態へと突入。40カウントほど続いた最後のせめぎ合いで、V2ガンダムのマルチプルランチャーが試作3号機に命中し、撃ちあがったところをビーム・ライフルで追撃して撃破に成功。1試合目は“GGGGガンダム”が勝利しました。

2試合目

序盤から、ノーベルガンダム vs リボーンズガンダム、V2ガンダム vs 試作3号機という1対1の状況が発生。お互いに耐久値を半分近くまで減らしていくのですが、中盤あたりでノーベルガンダムが試作3号機への攻めに、シフトします。

ここからの、“GGGPでもリタマ”れい選手の自衛力には目を見張るものがありました。爆導索と射撃チャージを使って逃げるだけでなく、ノーベルガンダムのゴッドフィンガー【照射】に対して的確にガードやステップブーストダッシュを駆使して、しっかり対処していきます。

さらに、ノーベルガンダムの格闘コンボで撃墜されてしまったかという場面でも、耐久値が1残るといった運も味方にしています。

最終局面では、“GGGGガンダム”の2機がほぼ瀕死、“GGGPでもリタマ”は2機体がほぼ同時に落ちてしまい、耐久値に差がついてしまうという状況に。

試作3号機に対して、“GGGGガンダム”の2機がEXバーストを使って一気に攻め上がってきたため、かなり危険な場面でしたが、この状況を持ち前のテクニックでしのぎ切り、さらに出しておいたマイクロミサイルがノーベルガンダムにヒット。ギリギリではありましたが、“GGGPでもリタマ”が勝利をものにしました。

この試合では、試作3号機の回避テクニックもさることながら、復帰するや即座にEXバーストを使用した再出撃後の判断にも注目!

一般的にはブーストゲージがなくなった時などに使おうと考えそうな場面ですが、V2アサルトバスターガンダムがシューティングバーストを発動していたため、事故をなくすための判断だったかもしれません。

結果的には再出撃から被弾せず、ノーベルガンダムをしっかり迎撃して勝利をものに。実力者ならではの選択でした。

3試合目

3試合目は、“GGGPでもリタマ”SHO∞選手のリボーンズガンダムが、場を常に支配していた印象を受けました。

攻めてくるノーベルガンダム相手に変形動作で距離を取りつつ、避けきれない場面ではガードを仕込んで対応。攻めにおいてはヒットする可能性の高い場面で照射ビームを差し込み、近距離戦では時に豪快に横格闘を振って迎撃するといった“攻めのセンス”を爆発させていました。

“GGGPでもリタマ”リボーンズガンダムが1回撃墜される前に、“GGGGガンダム”ノーベルガンダムを2回撃破し、さらにV2ガンダムも撃破手前まで耐久値を減らすほど優位な展開に。

撃墜後に、ノーベルガンダムとの1対1で大きなダメージを受けたものの、最後はれい選手の試作3号機がV2ガンダムにトドメをさして勝利! “GGGPでもリタマ”は優勝にリーチをかけました。

4試合目

地面を走る挙動をする“地走機体”のノーベルガンダムとしても、自衛したいV2ガンダムとしても立ち回りにくいステージ“REBIRTH”が選択された4試合目。

“GGGPでもリタマ”の2人は、V2ガンダムを自由にさせないように、攻める作戦をとります。今までの試合と同様に、ノーベルガンダムは基本的にリボーンズガンダムを狙うのですが、この試合ではV2ガンダムに接近してくる敵を重点的に狙うように立ち回るシーンも見られました。

120カウントほど経過した段階で、“GGGGガンダム”は敵機体のリボーンズガンダムを撃破。ここから“GGGGガンダム”ロマ店選手が暴れます。しかし、ノーベルガンダムが撃墜された時、V2ガンダムの残り耐久値が半分になっているという、よくない状況を作られていました。

ここでノーベルガンダムのロマ店選手はあわてず、リボーンズガンダムへのマークを外さずに、壁際まで追い詰めた敵機を中央に逃がさないような位置取りをキープ。ゴッドフィンガー【照射】を的確に命中させて、格闘コンボで相手の耐久値を瀕死の状態まで減らします。

“GGGPでもリタマ”リボーンズガンダムに逃げられ、V2ガンダムも撃墜されてしまうのですが、再出撃したV2アサルトバスターガンダムの速攻でリボーンズガンダムを撃破。これで2勝2敗のイーブンになりました。

5試合目

“GGGPでもリタマ”が勝利すれば優勝、“GGGGガンダム”が勝利すれば2セット目に突入するという注目の1戦。

序盤から中盤にかけてお互いの低コスト機体の耐久値が半分以上削れて、3000コストが後衛を担当する流れになります。しかし、ここから“GGGPでもリタマ”リボーンズガンダムはなかなか被弾せず、一報の“GGGGガンダム”V2ガンダムは徐々に耐久値を削られていきます。

残り125カウント、V2ガンダムが撃破され“GGGGガンダム”はどちらかが撃破されたら負けという状況に。それに対して“GGGPでもリタマ”はコストを消費していないうえに、リボーンズガンダムは耐久値を半分近く残していました。

勝負が決着したのがその10カウント後。残り耐久値220のV2ガンダムに対して、試作3号機が迫ります。被弾しないようにV2ガンダムも応戦したのですが、ブーストゲージがなくなってしまったうえに、着地したタイミングでEXバーストを発動してしまいます。

そのタイミングを逃さなかった試作3号機は、相手の着地に合わせてメガ・ビーム砲を発射! 220の耐久値を削り切り、“GGGPでもリタマ”が勝利! “GGGP2021”に出場した512チームの頂点が決まった瞬間でした。

本試合での見どころは、試作3号機を前衛とした際のリボーンズガンダムの立ち回り。被弾しないことに加えて、チャージショットや変形による赤ロックを保存したテクニックで、V2ガンダムの着地を的確に狙っていきます。

もう1つは“EXバースト”のタイミングです。最終場面では“GGGPでもリタマ”はまだ被撃墜0で、対する“GGGGガンダム”はどちらか1機が撃破されたら負けということに。“GGGPでもリタマ”はEXバーストを最低でも2回使えるため、“GGGGガンダム”は使わないと確実に負けてしまう状況以外では、EXバーストを温存したい状況でした。

最後、“GGGPでもリタマ”試作3号機が詰めた際、“GGGGガンダム”V2ガンダムはEXバーストを使わないと負けると判断していたと思われます。

しかし、地面の傾斜によって着地するポイントを間違えてしまったのか、敵の射撃を回避できないタイミングでEXバーストを使ってしまい、ここが勝負の決め手となりました。

“GGGPでもリタマ”は、状況にあわてず冷静に対処し、負けない動きを徹底した結果の優勝であったと思われます。

“GGGP2021”優勝したのはSHO∞選手とれい選手の“GGGPでもリタマ”

優勝を決めた“GGGPでもリタマ”には賞金200万円が、2位の“GGGGガンダム”には賞金60万円が、3位の“ユウペンファンクラブ”には賞金30万円が、4位の“浦ベネ@配信中”には賞金10万円が贈られました。また、選手にはそれぞれ、入賞を記念した特別トロフィーが授与されます。

大会終了後のお知らせとして、アーケード用のシリーズ最新作『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 クロスブースト』のプロモーション映像が改めて紹介されました。以前、特別番組で本タイトルに触れた植田佳奈さん、なかおさん、みやぎさんからは『クロスブースト』に搭載された新規システムの魅力について語られました。

続いてTwitterキャンペーンとして、GGGP公式Twitterアカウントのフォロー&対象ツイートに“#GGGP”を付けて引用RTして応募すると抽選でもらえる、オリジナルアーケードコントローラープレゼントキャンペーンの当選者がその場で発表に。

エンディングでは出演者が1人ずつコメントを行い、長いようで短かった予選から本戦の出来事を語ったり、選手に向けた労いの言葉がかけられたりして、本大会は終了となりました。

本大会は新型コロナウィルス感染症対策のため、オンラインで開催されたことは、これまでとは大きく異なるイベントとなりました。選手が会場に集まるのではなく、自宅から参加する形で、Discordで大会運営事務局と連絡を取り合いながら進行しているという、“制限された状態”での大会と言えるでしょう。

しかし、YouTube LiveやSNS上での盛り上がりを見るに、ユーザーの熱量は非常に高いと感じました。Twitter上では“GGGP”や“リボ3号機”というワードがトレンドに入っていたことからも、本大会に注目していたプレイヤーは多かったと思われます。

盛り上がった背景として、既存のユーザーだけでなく、PS4版『マキシブーストON』が出たことによって、『機動戦士ガンダム EXVS.』シリーズをプレイする人が増えたこともあると思われます。また、シェア機能を使った配信が可能となり、興味がなかったプレイヤーにも触れる機会が増えた影響もあるように推測できます。

大会を振り返ると、『マキシブーストON』の環境からリボーンズガンダムを主軸としたチームが多くなることを予測していた人が多いと思うのですが、フタを開いてみれば予選からさまざまな機体を見ることができました。各機体のやりこみ具合はすさまじく、目を離せない試合ばかりだったのではないでしょうか。

また、しのぎを削りあう選手に感化され、プレイしたくなったり、うまくなりたいと感じたりしたプレイヤーもいると思われます。

PS4『機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON』は家にいながら練習したり、対戦を楽しんだりが可能で、今もなお多くのプレイヤーが楽しんでいます。さらに、3月10日にはアーケードゲームの最新作『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 クロスブースト』が稼働予定です。

まだまだ進化を続けていく『機動戦士ガンダム EXVS.』シリーズ。現在楽しんでいるプレイヤーと一緒に盛り上げていきましょう!

優勝した“GGGPでもリタマ”へのインタビュー

——最初に名前と、いつからシリーズをプレイしているのか、お話いただけますか?

れいさん:れいと言います。プレイを始めたのは初代『エクストリームバーサス』の稼働からですね。友だちとワイワイやれるゲームを探していた時に出会いました。

SHO∞さん:プレイヤーネームはSHO∞です。自分は1つ前のシリーズの『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT』から遊んでいます。実は『ガンダム』をそれまで知らなかったんですが、友人から誘われてプレイするようになって、ゲームから知るようになりました。

——優勝された今の気持ちを、率直に教えていただけますか?

れいさん:こういった大きな大会で結果を残せていなかったので、優勝できてうれしいです。素直にうれしいという気持ちと、現実味がないという気持ちが入り混じっています。

(一同笑)

SHO∞さん:……やっと勝てたという気持ちですね。

——SHO∞さんは、アーケード版の公式大会“PREMIUM DOGFIGHT(PDF)2017”で惜しくも準優勝という結果でした。

SHO∞さん:はい! だからこそ、本当にうれしいです。大会でようやく1位をとれたので、正直言葉が出ないです。

——優勝の勝因はなんだとお考えですか?

SHO∞さん:僕はペアで練習をしていたことだと思います。あとは、機体決めや立ち回りなどを含めて、普段の対戦とは違う“大会のための戦略”を意識して練習できたことも大きかったですね。

れいさん:大会と普段の対戦を比べると、緊張感が大きく異なるので操作にも影響するんです。そういうメンタルを考えたうえで、大会で強い機体としてガンダム試作3号機を選びました。

あとは、ステージのランダム設定やタイムアップなど、大会ルールを考えて2人でプレイを煮詰めていったことが要因だと思います。

——本戦を見ると、コスト2500の機体で試作3号機を選んだ唯一のペアでした。その理由を教えていただけますか?

SHO∞さん:試作3号機は中・遠距離での牽制が強い機体です。大会では近距離で戦う時間よりも、近づかずに戦う時間が長いので、その状況で有利な機体として選びました。

れいさん:普段のプレイヤーマッチではガンダムAGE-2 ダークハウンドが強いと思うのですが、大会は操作ミスが増える。ダークハウンドはシビアな機体なので、1回の操作ミスで試合の流れが傾くところがあります。

それに対して、試作3号機はミスをしにくい機体で、弾を撃ち続けられるうえに、強力な照射ビームがあるため、いいと思いました。

——グランドファイナルの5試合目でも照射ビームが当たっていましたね。

れいさん:照射ビームはダメージをとれて、流れを持ってこれるのでデカい存在です!

——本戦を振り返ってみて、ターニングポイントとなった試合はどこでしょう。

SHO∞さん:すべて接戦だったので全部ですが……1つをあげると“ウィナーズファイナル”です。リボーンズガンダムとダークハウンドが相手だったのですが、僕たちが一番練習していた組み合わせでした。そこで練習通りの動きをできたので、自信につながったと思います。

れいさん:僕は1試合目ですね。「最初で負けて、いきなりルーザーズサイドに行きたくない」と考えていたところに“PDF2019”で優勝した、しろあかさんがいるペアと戦うことなりました。正直かなり緊張していたんですが、そこで勝てたので流れに乗れたという感覚はあります。

——ペアを組んでいて、お互いの強さはどこだと考えていますか?

れいさん:相方のSHO∞さんは、高コストの機体を操作するのがメチャクチャうまいんですが、その理由は読み合いを得意としているからだと思います。相手の行動を予測して、対応することに長けている……引き出しが多いプレイヤーだから高コスト機体をうまく使えているのかと。僕は読み合いの能力があまりないので、低コスト機を使っています。

SHO∞さん:れいさんは自分のことを「読み合いが苦手」と言っていますが、僕はそんなことはないと思います。こちらが3000コストを使っていて疑似タイマンになった時に、安心してプレイできたり、相手の片方を任せられたりするのは読み合いを制してくれるからです。

あと、こちらが要望を出した時に、それ以上のことをしてくれるんですよ。作戦に沿った戦いをしてくれるのは組んでいて助かりますし、そのうえでダメージをとったり、撃破したりしてくれる頼もしい相方ですね。

——2人のプレイを見て「自分もうまくなりたい」と思った人は多いと思いますが、2人はどのようなことを意識して腕をあげていきましたか?

れいさん:負けた時に、自分以外に原因を探すことは誰でもやってしまうことですが、改善できるポイントが自分にあるからいい結果が出なかったと考えて、試合を見直すことを行いました。どのようなところが悪かったのかを意識して、少しずつでも修正するようになってから、結果が徐々に出るようになりました。

SHO∞さん:僕も試合を振り返って、よかったところと悪かったところを考えるのが大事だと思います。よかったところは次も使っていきたいですし、ダメだったら反省していく。これは今でもやっていることですし、その繰り返し、積み重ねで今があると思っています。

——改めて優勝おめでとうございます。

GGGPに関してはコチラ

公式サイト…… https://ggame-grandprix.jp/外部リンク
公式Twitter…… https://twitter.com/GGGP_Official(@GGGP_Official)外部リンク
公式YouTubeチャンネル…… https://www.youtube.com/c/GundamGameGrandPrix外部リンク
※GGGP2021の予選全8回から本戦まですべてご覧になれます。

PS4『機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON』に関してはこちら

公式サイト…… https://g-rwee.ggame.jp/外部リンク
公式Twitter…… https://twitter.com/GundamVersus(@GundamVersus)外部リンク